メロディってどうやって作るの?
今回はまだ作りません…!
曲やメロディを作るにあたって、今回の(1)では曲の構成要素を提示します。一つずつ決めて、解決していけば曲を作っていけます。
鼻歌
まず、誰しもがやると思います!メロディを考えるときの1番最初に、鼻歌をうたいませんか?
子どもにしても、曲を作るってピアノやギターで作るなんて子はめったにいなくて、鼻歌発の曲が圧倒的に多いと思います。
2歳くらいから変なメロディー歌ったりしますよね。
でも、大多数の大人も子供もその鼻歌を形にすることができずに忘れてしまいます。ものすごくもったいないことです。
とにかく録音しましょう!今は携帯の動画でも、かなり便利なツールがそろっています。活用して、残しましょう。
作曲をする人あるあるですが、(漫画やお笑いのネタなんかも同じですよね)絶対メモらないと忘れます。
忘れるくらいなら、それだけの価値のものだった、とかカッコいいこと言いたいですが(笑)現実は取捨選択や試行錯誤からの成長があるので、ちょっとでもいいと思ったものは残しましょう。
鼻歌の音を調べる
鼻歌を思いついた時、次にどうするか考えますよね。
次の問題では音が取れない、次に何をしたら形になるのかがわからない!という状況になると思います。
主に三つだけです!
理解できたらメロディーだけでなく、ちゃんとした曲として作れてしまうのです。まずは音の高さ(メロディ)音の長さ(リズム)音の重なり(ハーモニー)を考えましょう。
他の作り方
鼻歌が基本だと思いますが、私はメロディ、ハーモニー、リズム、テンポや調性や楽器など、全てを考えて頭の中で作ります。その方が正確で早く作れるからです。
人それぞれなのですが、やりやすい方法を模索していければいいと思います。
- ギターのリフから作る(バンドのギタリストの曲はメロディよりこちらの方が多いのかもしれません)。
- 「サンバ」の曲を書きたい!。
- かっこいいコード進行を思いついた!ここからメロディをつけたい。
などなど。構成要素を理解して、自分なりのたくさんの曲を作ったり編曲したりしてみたら楽しくなると思います。
1曲だけ作るのと、作り続けるのとでも違います。
作り続ける場合、いろんな構成にしないと飽きる可能性があるので、1曲1曲変化をつけるのにはこの構成を理解し、ちょっとずつ変えていくことで、似通った曲ばかり、というのを防ぐことができます。
音(音楽)の三要素
音の三要素がわかれば作りやすい!
メロディ(高さ)
基本的に隣の音はきれいにつなげる、音が飛ぶと緊張感が生まれます。
また詳しくは次回やります。
リズム
例えば符点は面白くて、つけて早く演奏すると楽しくなったり、もしくはゆっくり演奏するとバラード調の丁寧な演奏になったり印象がとてもかわります。
音の高さにリズムが加わることでしっかりメロディーに個性が生まれてきます。
また、裏で鳴るリズムがどういったものか。曲調を支配するのはリズムです。
和音(ハーモニー)
ハーモニーは基本的にはメロディありきだと思っていますが、さっきのギターのリフから曲を作る、とか、サビと同じコードで違うメロディをのせたい、とか和音先行で考えることもよくあります。
楽器編成、楽器
他にも音楽の構成としては、楽器などで音色の違いなどがあります。
同じフレーズを弾くのでも、トランペットとフルートでは全然違います。
もしくはピアノで弾くのとオーケストラで演奏するとか。
どうして理論を学ぶのにピアノやギターがいいのかというと、音域が広くてメロディも和音も取れるからです。だから琴とかでもいいですよね!ピアノはドレミがわかりやすい分、とっつきやすいと思います。
ピアノはオーケストラと同じと、よく言われていますが、ピアノの表現は逆に楽器のことをイメージできる必要があるのですね。
ピアノ以外の楽器の場合、ピアノで理論を学んだうえで、自分の楽器に戻っていくと、演奏に説得力が出てくると思います。自分が自分が、ではなく役割の中でいかに自分を出していくかを考えられたらいいですね。
テンポ(速さ)
速さも曲の構成において、印象が変わってくる重要な要素の1つです。カヴァー曲なんかでは、リズムやテンポが変わるだけでこんなに印象が変わるのか、と思います。
上のリズムの項目でご紹介した符点もそうですが、速く演奏するのとゆっくり演奏するのでまるで印象が変わります。
調性
上の構成要素よりは弱くなりますが、調を決めることでも多少カラーが変わってきます。
私はハ長調の曲で簡単な曲は幼稚になってしまいがちなので避けますが、一周回ってハ長調に聞こえないほどのシンプルでカッコいい曲は逆に大好きです!(具体的に出すのもあれですが、MAN WITH A MISSONのRemember Meとか…ハ長調とは思えない、逆にシンプルに刺さります)
形式(曲の組み立て)
ポピュラー音楽だと、サビから始める、イントロいれてAメロから始めるなどで変わります。
クラシックだと、ソナタ形式で書く、とか変奏曲を書いてみるなど。
テーマやメロディが同じでも、曲の組み立てでちょっと変わってくるところがありますね。
まとめ
曲の構成
音の三要素
- メロディ
- リズム
- ハーモニー
それ以外にも
- 楽器
- テンポ
- 調性
- 形式
もろもろを細かく決めていけば、曲ができていきます。
他にも拍子などもろもろありますが、とにかく思いつくままでもいいですが、周りを固めて作っていけばいいと思います。
次回をお楽しみに。