ブログ メリーさんのひつじ 音楽力レッスン

レッスン6:伴奏付け+短調+パワーコード

ⅠとⅤ7伴奏づけ2つだけの場合

前回はメリーさんのひつじの続き、Bを作ってみました。

まだ和音はⅠとⅤ7、2種類、しかも真ん中の音を抜いている状態なので、めっちゃくちゃ簡単だと思います。

このBの部分、ⅠとⅤ7適当に入れてピアノで弾いてみてください

おかしいな、と思ったら逆です。2つの場合だと、これでいけます!

簡単なのですぐ答え合わせします。

Bの部分の和音記号(ハ長調)
Ⅴ7→Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ
Ⅴ7→Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ

でした!

それでは全部を両手で弾きましょう!

できるだけ、楽譜を見ないで弾けるようにしましょう。

右手のメロディーを見てできれば和音記号、コードネームさえ見ないで弾けるようになるといいですね。

とにかく、楽譜を見ながら弾くのではなく、頭を使って弾く習慣をつけます。

今日のひつじは悲しみの中

ハ短調の登場

さぁ、いよいよ短調にしてみます。

短調のイメージ。…暗い、悲しい、きれい、美しい、儚い…などなど。

響きの違いを味わいながら弾いてみましょう

……て言われても、どう弾けばいいのかわかりません。

理論を置いておいて、実践のみの話だと簡単です。

ミをミ♭にして弾く、それだけです!左手Ⅰ、Ⅴ7は同じです。

もう楽譜も書きません。
上の楽譜を見て、ミをミ♭に変えるだけです。

音源直しました!(finaleってコードネームの音入っちゃうんですね…)

長調と全然違う響きですね。悲しい…(笑)

もちろん両手でBの部分も弾いてください。

ヘ短調も弾けるはず。

レッスン2で移調をしました。

ヘ長調(ファソラシ♭ドに手を置く)に移調したので、弾けると思います。
ヘ短調ではどうなるでしょう。またまた左手Ⅰ、Ⅴ7は同じです。

ヒントなしで弾ける人は弾いちゃってください。

ハ長調→ハ短調ではミがミ♭になりました。

ヘ長調→ヘ短調ではラがラ♭になります。

つまり、3の指(中指)をフラット(=半音下げる)にすると短調になる

音源直しました。

ハ短調とはまた違う響きですよね。調によって、イメージが変わってくると思います。

曲の調によってイメージが違うのは調合や高さが違うからです。

曲を作るときも調性で曲の雰囲気が変わります。

なので私はカラオケでは絶対原曲のキーじゃないと違和感満載で歌えません。おっと脱線しました。

長調と短調の定義

楽譜で見たら難しいのです。

楽譜ベースでみると…

ハ長調は調号(フラットやシャープ)はなにもつきません。
ハ短調は調号はフラット3つ(シとミとラにフラットが付きます)。
しかも大概の場合、シは臨時記号でナチュラルがついて、元の高さ(普通のシ)を弾きます。

ややこしい…(´ε`;)ウーン…

演奏ベースで見てみると…

ミとラにフラットをつける!

これだけです。
メリーさんではドレミファソしか出てこないので、ミに♭をつけるだけで弾けてしまうのです。
しかも左手はミを弾いていないので関係ありません。

とにかく、楽譜に頼らず弾いて覚えてください。

パワーコード

つまり、この左手のⅠ、Ⅴ7(ドソ、シソ)は長調でも短調でも同じでつかえる、便利な和音ということになります!

このⅠの真ん中の音がない和音のことをパワーコードといいます。
ギターでよく使います。

クラシック音楽においては、この真ん中の音ってものすごく重要なので、ほとんどパワーコードは使いませんが、わからなくなったとき、パッと便利なので使ってください。止まったりするよりよっぽどいいです。

メリーさんの場合、右手にミの音がたくさん出てきているので、パワーコードで左手の伴奏をつけても全然違和感ないのです。調性感があるのです。

これでミがあまり出てこない曲でパワーコードの伴奏だと、ハ長調の曲なのか、ハ短調の曲なのか、わかりにくくなってしまいます。

要は使いようです!

そろそろ慣れてきたので、パワーコードを卒業していきたいと思います。

まとめ

今回は簡単ですが何個かポイントがありました。

  • Ⅰ、Ⅴ7の伴奏を付けるとき、とりあえず弾いてみる。違和感を感じたら違う方を弾く。(まだ簡単です)
  • ハ短調にする(ミを♭)
  • ヘ短調にする(ラを♭)
     →つまり3の指(中指)をフラットにすると短調になる
  • パワーコードは長調短調、関係ないので使い方によってはとっても楽に弾ける。

こんなかんじです。

できましたでしょうか。

次回をお楽しみに!

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