音楽力レッスン

レッスン4:メリーさんの続き

1、続きを作ろう

続き??8小節で終わってますけど、続きがあるとしたらどんな展開に!?さあひつじの冒険のはじまりです!!!

…というのはおいといて。

作曲の入り口です。

基本的に、どんなジャンルでも。

常にテーマ(ポップスならサビ)とかけ離れたものを作らない

これがすごく大事です。

ポピュラー音楽

特にポップスの作り方では、メロディーがAメロ、Bメロ、サビでだいたいの曲ができていますが、思いついたフレーズをポンポンポンと3つ用意してつなぎ合わせたところで、全く統一感のない曲になってしまいます。

売れている、世代を超えてよく聞かれる曲は、この構造がしっかりしていて、AメロBメロの役割もわかりやすく、統一感や盛り上がる構成がよく考えられています。

AメロやBメロを聴いて、あ!あの曲!と思い出せるかどうかですね。

2、モチーフ(テーマ)の特徴を取り出す

まず、ミクロで見る

メリーさんに切り込んでいきたいと思います!(怖くないです!)

慣れてくると色んな切り口が見えてくるのですが、レッスン3までにやった内容の要素もたくさん関係しています。

メロディーをミクロでみると。

リズム、音の音程、音色、演奏方法(アーティキュレーション←書いてませんが)、和音などなど

たくさんの特徴を見つけてください。

この2つのリズム(ミクロで見るとはいえ、これ以下だとメリーさんのひつじの要素かどうかわかりにくいので)を取りだして、続きを作ってみます。

1つ目のB

リズムが全く同じだと、続きが飽きてしまうので、場所を入れ替えました。

テーマと似ているけど、ちょっと違う…という部分ができました。

2つめのB

また、一つ、似ているけど違う…という部分を作ってみました。

できそうでしょうか??

最後は終わるのか続くのか…!

1つ目のBは終わっていますが、2つ目のBは終わっていません。

どちらでも続きはつくれますが、1つ目はここで終わってもいいですね。

もし続くなら2つ目の方が、次へとつながりがスムーズになるかもしれません。

形式について

最初の部分をA、続きをBとした場合、

A→B で終わるもの…2部形式

A→B→Aで終わるもの…3部形式

といいます。そのままなので簡単です。

クラシックや童謡など、普通の曲は大まかにはこの2つで成り立っています。

Bの続きのCの部分を作るのもあります。

1つ目のBの場合は、二部形式(三部形式にもできます)になり、

2つ目のBの場合は、このあともう一回Aを弾いて三部形式が自然になります。

まとめ

他にもいろんなメロディーが考えられます。

大事なことは、続きをつくる、他の部分でも、曲の統一感を忘れないことです。

前奏(イントロ)を作る、後奏(コーダ)を作るのでも同じことが言えて、テーマのモチーフから要素を引っ張り出して作っていきます。

技法を学ぶことで自分の引き出しが増えて、困ったときにきっと役に立つはずです。

内容はやってるうちにいいものになってくるので、たくさん数を作って慣れていってください。

次回はここから形式について更に掘り下げていきたいと思います!

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