1、続きを作ろう
続き??8小節で終わってますけど、続きがあるとしたらどんな展開に!?さあひつじの冒険のはじまりです!!!
…というのはおいといて。
作曲の入り口です。
基本的に、どんなジャンルでも。
常にテーマ(ポップスならサビ)とかけ離れたものを作らない
これがすごく大事です。
ポピュラー音楽
特にポップスの作り方では、メロディーがAメロ、Bメロ、サビでだいたいの曲ができていますが、思いついたフレーズをポンポンポンと3つ用意してつなぎ合わせたところで、全く統一感のない曲になってしまいます。
売れている、世代を超えてよく聞かれる曲は、この構造がしっかりしていて、AメロBメロの役割もわかりやすく、統一感や盛り上がる構成がよく考えられています。
AメロやBメロを聴いて、あ!あの曲!と思い出せるかどうかですね。
2、モチーフ(テーマ)の特徴を取り出す
まず、ミクロで見る
メリーさんに切り込んでいきたいと思います!(怖くないです!)
慣れてくると色んな切り口が見えてくるのですが、レッスン3までにやった内容の要素もたくさん関係しています。
メロディーをミクロでみると。
リズム、音の音程、音色、演奏方法(アーティキュレーション←書いてませんが)、和音などなど
たくさんの特徴を見つけてください。
この2つのリズム(ミクロで見るとはいえ、これ以下だとメリーさんのひつじの要素かどうかわかりにくいので)を取りだして、続きを作ってみます。
1つ目のB
リズムが全く同じだと、続きが飽きてしまうので、場所を入れ替えました。
テーマと似ているけど、ちょっと違う…という部分ができました。
2つめのB
また、一つ、似ているけど違う…という部分を作ってみました。
できそうでしょうか??
最後は終わるのか続くのか…!
1つ目のBは終わっていますが、2つ目のBは終わっていません。
どちらでも続きはつくれますが、1つ目はここで終わってもいいですね。
もし続くなら2つ目の方が、次へとつながりがスムーズになるかもしれません。
形式について
最初の部分をA、続きをBとした場合、
A→B で終わるもの…2部形式
A→B→Aで終わるもの…3部形式
といいます。そのままなので簡単です。
クラシックや童謡など、普通の曲は大まかにはこの2つで成り立っています。
Bの続きのCの部分を作るのもあります。
1つ目のBの場合は、二部形式(三部形式にもできます)になり、
2つ目のBの場合は、このあともう一回Aを弾いて三部形式が自然になります。
まとめ
他にもいろんなメロディーが考えられます。
大事なことは、続きをつくる、他の部分でも、曲の統一感を忘れないことです。
前奏(イントロ)を作る、後奏(コーダ)を作るのでも同じことが言えて、テーマのモチーフから要素を引っ張り出して作っていきます。
技法を学ぶことで自分の引き出しが増えて、困ったときにきっと役に立つはずです。
内容はやってるうちにいいものになってくるので、たくさん数を作って慣れていってください。
次回はここから形式について更に掘り下げていきたいと思います!