理論を少しだけ!わかりやすく!
今日は最後に弾きます。
実践実践言ってきたのに結局理論かい!ってなりますが、少しだけお付き合いください。
そうはいっても説明するのに理論がわかっていると楽なので。
今日の実践、弾くテーマ↓
パワーコードを卒業、3和音導入
和音は基本的に3つの音から成り立っています。なので三和音と言います。
Ⅴ7など7、9の音が付くと和音の構成音は4つです。演奏するのは3つだったりします。(4つは演奏しにくいので)
まず、実践の前にちょっとだけ理論です。
基本の音
全国共通です。
基本の音って何でしょう??
ドレミのド、じゃないのです。(鍵盤楽器だけですね…)
基本の音=「ラ」です。
音叉です。音叉はぶつけると震えて「ラ」の音が鳴ります。
ヴァイオリンもオーケストラも基本チューニング「ラ」でやります。
色んな楽器の倍音がラが多いのかな。
なので「ラ」が基本の音として世界共通で認識されています。
ラから順番に英語で「ABC~」日本語で「いろはにほへと」
なんですね。
音名
日本語、英語、イタリア語
図の左側が見にくくてごめんなさい!
鍵盤楽器はドレミファソラシ、が圧倒的に多いので、
CDEFGABとハニホヘトイロハで覚えた方が絶対楽です。
調性の場合は日本語は、長調、短調をつけます。
英語は長調の場合は音そのままで、短調はマイナーをつけます。
ドイツ語
ドイツ語…どんだけ覚えなあかんねん!となるので、ドイツ語はすっごく便利なので覚えたいのですが…。
ややこしければ読み飛ばしてください。
~ドイツ語補足①~
軽く説明を入れるとほとんど英語と同じで、読み方は、
A(アー)、H(ハー)、C(ツェー)、D(デー)、E(エー)F(エフ)、G(ゲー)
ややこしいのがシの音。
ドイツ語はシ♭がB(ベー)で、普通のシはH(ハー)になります。
もひとつ、B以外の♭は「es」をつけ、シャープは「is」を付けます。
例えば、レの♭は「Des」(デス)レのシャープは「Dis」(ディス)です。
ラのフラットは「Aes」とはならず「As」(アス)です。
音楽専門行くなら必須です。ほとんど英語と同じで読み方が違うだけです。
~ドイツ語補足②~
調性は……長調はdur(ドゥア)、短調はmoll(モール)、
長調は、短調は小文字。
例えば、
・日本語でハ長調は、英語でC(シー《メジャー省略》)、ドイツ語でC dur(ツェードゥア)
・日本語で変イ長調…英語でA♭(エーフラット《メジャー省略》)ドイツ語でAs dur(アスドゥア)
・日本語で変ホ短調…英語でE♭m(イーフラットマイナー)、ドイツ語でes moll(エスモール)
・日本語で嬰ト短調…英語でG#m(ジーシャープマイナー)、ドイツ語でgis moll(ギスモール)となります。
3和音を弾きましょう。
長調
まずは長調。長調だけでも構いません。長調のⅠを長三和音といいます。
①いつも通り、半音ずつ上げていきましょう。楽譜は答え合わせ程度に最後にのせます。
考えて上げていってください。
②左手→両手で弾いてみてください。
③上のドミソから下がっていってください。
短調
次に短調。できればで構いません。短調のⅠを短三和音といいます。
①いつも通り、半音ずつ上げていきましょう。
②左手→両手で弾いてみてください。
③上のドミ♭ソから下がっていってください。
長調短調長調
長調のⅠと短調のⅠの違いってなんでした?
3の指を半音下げる(ハ長調ミとハ短調ミ♭)ですよね。なので
ドミソ→ドミ♭ソ→ドミソ→レ♭ファラ♭→レ♭ファ♭(つまりミ)ラ♭→レ♭ファラ♭……
ですね。書くとややこしいですが、もうここまでできた方なら挑戦したらできると思います。
できるだけ楽譜を見ないで弾きましょう。
どうしてもわからなくなったら下の表で確認してください。(左手は1オクターブ下)
まとめ
お疲れさまでした!今日の練習、三和音を上がって下がって、これはものすごく大事です。
できれば毎日弾いてください。すべての和音の基本です。
- 音楽で基本の音は「ラ」。
- ラから英語も日本語もドイツ語も数えていく。
- 英語はABC~日本語はいろはに~、ドイツ語はアーベー(ハー)ツェーデー~
- 長三和音を弾く
- 短三和音を弾く
でした。次回をお楽しみに!